平成29年第1回定例会
2017年3月3日
  1. はじめに 
  2. 最近の社会経済情勢
    • (1) 国の動き 
    • (2) 県の動き 
  3. 市政に対する基本的な考え方と主な施策事業
    • (1) 市政の重要課題と市政運営の基本方針 
    • (2) 平成29年度予算と主な施策事業
      • 1.市民と協働のまちづくり
      • 2.安全性の高いまちづくり
      • 3.人を育み,若者をそだてるまちづくり 
      • 4.健康で人にやさしいまちづくり 
      • 5.自然環境と調和したまちづくり 
      • 6.くらしの質を高めるまちづくり 
      • 7.新しい産業活力にあふれたまちづくり 
      • 8.健全な行財政のまちづくり 
  4. おわりに 

 

1.はじめに

  平成29年第1回神栖市議会定例会の開会にあたり,提出いたしました議案等の説明に先立ち,市政運営に関する所信の一端を申し上げます。 

2.最近の社会経済情勢

(1) 国の動き

  最近のわが国の経済は,昨年12月に政府が発表した「平成29年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」によれば,雇用・所得環境が改善し,緩やかな回復基調が続いておりますが,個人消費及び民間設備投資は,所得,収益の伸びと比べ,力強さを欠いた状態となっております。
  このような中,国は,デフレから完全に脱却し,しっかりと成長していく道筋をつけるため,「未来への投資を実現する経済対策」を取りまとめ,これを踏まえて4兆1千億円の補正予算を成立させ,さらに過去最高規模となる97兆5千億円の平成29年度当初予算案を編成しております。

(2) 県の動き

  茨城県におきましては,人口が減少している中,地域の活力をどのように維持・発展させていくかを重点に考えながら,災害に強い県土づくり,地方創生,「人が輝く元気で住みよい いばらき」づくりに係る施策に,重点的かつ積極的に取り組むため,一般会計総額1兆1千118億円となる平成29年度当初予算を取りまとめております。
 

3.市政に対する基本的な考え方と主な施策事業

(1) 市政の重要課題と市政運営の基本方針

  次に,当面する市政の重要課題と市政運営の基本方針について申し上げます。
 
  まず,地方創生についてであります。
  一昨年の12月に策定した「神栖市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき,安定した雇用の創出や結婚・出産・子育てへの支援,定住促進のための取り組みなどを進めてまいりました。今後はさらに,魅力と活気のあるまちを目指し,4つの重点プロジェクトを中心に,取り組みを加速させてまいります。

  次に,総合計画の策定についてであります。
  市政運営の根幹となる総合計画につきましては,来年度をもって現計画の期間が満了となりますことから,平成30年度を初年度とする新たな総合計画の策定に着手したところであります。
  策定にあたりましては,地方創生の取り組みや,公共施設の大量更新の時期を近い将来に控えた中での行財政の見通しなども考慮したうえで,市民の皆さんのまちづくりに対する意向が十分に反映された新たなまちづくりの指針となるよう,市民の皆さんとともに,計画を創りあげてまいります。

  次に,鹿島労災病院と神栖済生会病院の再編統合についてであります。
  両病院の再編パターンについては,先日,議会や市民の皆さんにご説明をさせていただいたところですが,その時にいただいた意見等を踏まえ,今月予定されております第3回再編統合協議会において,議論が行われることとなっております。当市といたしましては,救急医療体制の確立と市民が安心して医療を受けることが出来るよう,再編統合の実現に向けて茨城県,関係機関と連携しながら支援を行ってまいります。

  次に,安全・安心なまちづくりについてであります。
  (仮称)神栖中央公園防災アリーナにつきましては,本年5月から建設工事に着手し,約2か年の工事期間を経て平成31年3月の竣工を目指してまいります。
  神栖警察署につきましては,本年4月に開署されますことから,警察との協力体制を強固なものとし,防犯体制の充実に努めてまいります。

  平成29年度の市政運営にあたりましては,このような重要課題への対応を図りますとともに,神栖市総合計画後期基本計画の最終年度でもあることから,「安全・安心な」かみす,「支え合う」かみす,「誰もが元気な」かみすの3つの重点プロジェクトをはじめ,8つの施策の大綱を強力に推進し,計画策定当初に掲げた目標の達成に向けて,全力で取り組んでまいります。 
 

(2) 平成29年度予算と主な施策事業

  次に,平成29年度の当初予算案について申し上げます。 
 
  まず,来年度の財源見通しであります。
  歳入の根幹をなす市税につきましては,固定資産税では土地の地価下落や償却資産の減価により減収が見込まれるものの,個人市民税では雇用環境の改善による納税義務者の増加,法人市民税では景気回復による企業収益の増収を見込み,28年度当初予算に比べ,1.1%,2億1千8百万円増の206億4千万円と見込んでおります。
  また,地方交付税につきましては,普通交付税の減少を見込み,28年度当初予算に比べ,3.1%,1億円減の32億2千万円を見込んでおります。
  市債につきましては,特別会計,水道事業会計と合わせて20億8千万円の発行を見込んでおり,平成29年度末の市債現在高は,前年度に比べ,0.8%,2億3千万円減の279億5千万円を見込んでおります。
  一方,歳出につきましては,財政の健全化を図るため,事業全般にわたり徹底した経費の節減・合理化に取り組みながら,神栖市まち・ひと・しごと創生総合戦略や,神栖市総合計画後期基本計画の重点プロジェクトに,優先的に配分いたしました。
  この結果,平成29年度の一般会計は,28年度当初予算と比べ,3.1%,12億3千万円増の,412億8千万円となったところであります。
  また,特別会計は4会計で,28年度当初予算と比べ,1.2%,2億6千万円増の,215億3千万円,水道事業会計は,10.2%,5億2千万円減の45億6千万円であります。

  次に,平成29年度の主な施策について,8つの施策の大綱に基づき,申し上げます。 
 
1.市民と協働のまちづくり
  第1に,市民と協働のまちづくりであります。
 
  広聴事業につきましては,一昨年から,高校生との懇談会を実施しておりますが,将来を担う若い世代の意見を市政に反映させるため,引き続き,10代,20代の若い市民を対象とした懇談会を開催するなど,市民の声を聞く場の充実に努めてまいります。

  市民主体のまちづくりにつきましては,これまで,「市民討議会」や「まちづくりサロン」等の合意形成型会議を開催することで,市民の皆さんのまちづくりへの参画のきっかけ作りを進めてきたほか,市民が主体となったまちづくりを支援するため,市民等を対象に研修を行い,サロン等の進行役として,開催を支援するファシリテーターの養成に努めてまいりました。
  今後は,養成した市民ファシリテーターと市の協働により,市内各所で「まちづくりサロン」等の合意形成型会議を開催し,市民の皆さんが主体となって進めるまちづくりを各地域に広めてまいります。 
 
2.安全性の高いまちづくり
  第2に,安全性の高いまちづくりであります。
  
  災害対策につきましては,東日本大震災を教訓に,水・非常食・資機材等の備蓄を進めるとともに,地域防災力の向上を目指し,防災訓練等を実施するほか,自主防災組織の結成・活動等や防災士の資格取得を支援してまいりました。また,津波ハザードマップと津波避難計画につきましては,津波シミュレーションの結果をもとに改定したものが今月中に完成いたしますので,その後市民の皆さまに配布してまいります。
  来年度は,引き続き,自主防災組織の結成・活動の促進を図るほか,昨年度に発生した関東・東北豪雨を踏まえ,洪水ハザードマップを改訂するなど,防災意識のさらなる向上に努めてまいります。

  海岸区域の津波対策につきましては,松くい虫による松枯れ対策として,ラジコンヘリによる薬剤の空中散布や被害木の伐倒処理を実施するとともに,砂丘後背地の植栽整備も継続して,海岸防災林の保全に努めてまいります。

  防犯対策につきましては,防犯灯の設置や青色防犯パトロール車での市内巡回をはじめ,小中学校,児童施設,利根川等に架かる4つの大橋,犯罪発生率の高い地区への防犯カメラの設置,防犯ステーション「もりばん神栖」の運営などにより,地域の治安対策を図っておりますが,先にも述べましたとおり,今後は,4月に開署する神栖警察署と協力し,市民の皆さんが安心して生活できるまちづくりを進めてまいります。 

  空家等対策につきましては,市内全域の空家の実態調査結果を踏まえ,本年2月に策定しました「神栖市空家等対策計画」に基づき,適切な指導等を行い,市民の安全・安心の確保に努めてまいります。

  交通安全対策につきましては,小学生や未就学児童,高齢者等を対象とした交通安全教室などを実施するとともに,神栖警察署や交通安全協会等の各関係機関と連携し,歩行者や運転者に対する交通安全意識の啓発に努めるほか,交通安全施設の整備を進めるなど,さらなる対策に取り組んでまいります。
  さらに,昨今,高齢者ドライバーによる交通事故が多発していることに鑑み,満75歳以上の方を対象とした運転免許証の自主返納支援策として,返納者に対して3万円分のタクシー利用券を交付し,高齢者の運転による交通事故の抑制に努めてまいります。 
3.人を育み,若者をそだてるまちづくり
  第3に,人を育み,若者をそだてるまちづくりであります。 
 
  認定こども園につきましては,平成30年4月の開園を目指し,波崎小学校敷地内に,(仮称)認定こども園はさきを整備してまいります。

  矢田部小学校と土合小学校の統合につきましては,2月に設置いたしました,両校関係者で構成する「神栖市立矢田部小学校・土合小学校統合準備委員会」において,平成30年4月の統合に向けた協議を進めてまいります。

  学力向上につきましては,充実した市独自の少人数学級編制を実施するため,小学校に配置する市費負担教職員を7名から9名に増員するとともに,学習指導補助員等を引き続き配置し,個に応じたきめ細かな学習指導を行なってまいります。 
  京都女子大学の井上一郎教授の指導による,「学び合いのある授業の実践」につきましては,全国学力・学習状況調査などの結果においても成果を上げておりますことから,来年度も継続してまいります。
  また,学校図書館の環境を整え,読書活動を推進することにより,豊かな心を育成するとともに,基礎学力の向上につなげていくため,引き続き小中学校に学校図書館指導員を配置してまいります。
  さらに,児童・生徒の学習習慣の定着化を図るため,「放課後こども教室」と「中学生土曜教室」を継続してまいります。
 
  平成31年に開催される茨城国体につきましては,当市では,正式競技である「テニス」と「カヌースプリント」,公開競技である「グラウンド・ゴルフ」の3競技が開催されることから,昨年末に設立した「いきいき茨城ゆめ国体神栖市実行委員会」を母体として大会の成功に向けた準備を進めてまいります。
  また,2020年東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致を積極的に展開し,スポーツの推進及び誘致国との交流事業の実現に向けて取り組んでまいります。

  芸術のまちづくりにつきましては,引き続き市民主体の芸術活動である市民音楽祭の開催支援を行うほか,交流人口の増加を目的とした,現代アートの芸術祭を近い将来に開催するため,事業計画の策定や推進体制の構築を進めてまいります。 

4.健康で人にやさしいまちづくり
  第4に,健康で人にやさしいまちづくりであります。 
 
  医師確保につきましては,平成20年度から市独自の取り組みに努めた結果,現在までに,延べ56名の常勤医師を確保できたことに加え,医学生等のための医師修学資金の貸与は,現在3名の方に利用いただいております。また,医科大学との寄附講座では,鹿島労災病院に常勤医6名,非常勤医2名,神栖済生会病院に常勤医2名が引き続き勤務されており,さらに,来年度は,筑波大学から神栖済生会病院に5名の枠の寄附講座を新たに開設する予定でございます。

  少子化対策につきましては,婚活パーティーに加え,よりマッチング率を高めるための攻略セミナーや,早期に結婚や出産等の人生設計を考えていただくための若者向けセミナーを実施してまいります。また,転入世帯等を対象に,子育てコンシェルジュが案内役となり,市内の施設などを紹介しながら,家族同士の交流を促すバスツアーを実施するなど,子育て支援事業の拡充に努めてまいります。
  また,老朽化しております大野原児童館につきましては,地域の子育て環境の充実を図るため,「神栖市子どものための施設等再編基本計画」に基づき,児童館と放課後児童クラブ,児童発達支援の機能を併せ持つ複合施設として,平成30年度の開設を目指し整備を進めるほか,放課後児童クラブの開所日の拡大と開設時間の延長を行い,利用者ニーズに応えてまいります。
  さらに,児童虐待に対し,相談体制のさらなる強化を図り,虐待の予防,早期発見に努めてまいります。
 
  健康づくりにつきましては,これまでの取り組みにより,脳血管疾患や早世の死亡割合の減少,胃がんや大腸がん検診の受診者の増加など,健康指標の向上がみられます。しかしながら,未だ健康寿命が短いことや生活習慣病に起因する死亡割合が国や県と比較して高い状況であることから,生活習慣病の罹患率や死亡率の低下を目指し,筑波大学と協働で,動脈硬化判定のための付加的検査を行うほか,がん予防対策として,各種がん検診における特定年齢の無料化を継続実施し,受診率の向上を図ってまいります。 
  さらに,今年度策定の「第2次健康かみす21プラン」に基づき,食生活改善のための「食育推進冊子」の作成や食育サポーターの増員のための養成講座を実施するなど,健康づくり対策を積極的に展開してまいります。

  障害福祉につきましては,来年度から,障害児を自宅で介護している方が病気などにより介護を行うことが困難な場合,市内の入所施設への短期入所を可能とする「障害児緊急短期入所空床確保事業」を実施し,保護者の負担軽減を図ってまいります。  

  高齢者の支援体制につきましては,高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう,地域包括ケアシステムの構築に取り組むほか,市内企業等との連携により,高齢者や家族を地域で支える取り組みを,これまで以上に推進してまいります。

  生活困窮者の自立支援につきましては,これまで,市直営での相談支援を行なってまいりましたが,来年度から神栖市社会福祉協議会に相談支援事業を委託し,生活困窮者からの相談に包括的に応じるとともに,地域へ出向くなどしながら生活保護に至る前に自立支援が出来るよう支援体制の強化を図ってまいります。 
 
  就職支援につきましては,県内大学の学生の約6割が県外に就職するという状況にある中,市においてもUIJターンを促進するため,当市での就職に興味のある学生等を対象とした就職面接会や企業研究会を開催し,地元での就職を支援してまいります。 

5.自然環境と調和したまちづくり
  第5に,自然環境と調和したまちづくりであります。 
 
  地球温暖化対策につきましては,再生可能エネルギーの活用促進と低炭素化社会を実現するため,太陽光発電設備及び創エネルギー機器の設置,電気自動車,家庭用蓄電池の購入に対する補助を引続き行い,二酸化炭素排出量の削減に取り組んでまいります。

  自然環境の保全につきましては,市内の自然環境の状況を把握するため,千葉科学大学と共同で行っております自然環境調査事業を継続してまいります。 
 
6.くらしの質を高めるまちづくり
  第6に,くらしの質を高めるまちづくりであります。 
 
  市街地液状化対策事業につきましては,今年度をもって全ての工区の工事が完了いたします。今後は,平成30年度までの2か年にわたり,地下水位を段階的に低下させ,その効果,影響等を検証するためのモニタリング調査を進めてまいります。

  都市計画マスタープランにつきましては,現行計画が平成30年度末で10年を迎えることから,人口減少,少子・高齢化など社会経済情勢等の変化に適応するため,所要の改訂を来年度から2か年で進めてまいります。また,この改訂に併せ,住居や都市機能などを集約するコンパクトシティについても検討してまいります。 
 
  公共看板デザイン統一事業につきましては,市内の案内等がわかりやすく伝わるだけでなく,地域や景観との調和にも配慮した公共サインの整備を進めるため,整備方針を定めるほか,ガイドラインやデザインマニュアルの策定を進めてまいります。 
 
  波崎東明神周辺地区の住環境整備事業につきましては,接道不良敷地や消防困難区域の解消を図るため,用地を取得した市道1018号線の一部の道路拡幅整備工事を行いながら,新たに市道1017号線及び市道1448号線の用地測量などを進めてまいります。

  市道につきましては,引き続き,橋梁長寿命化修繕計画及び道路ストック総点検並びに路面下空洞調査等に基づき,維持補修等を行いながら,橋梁及び道路の長寿命化を図ってまいります。
 
  水道事業につきましては,安全で安心な水道水の安定供給に向けて,耐震性に優れた配水管の拡張整備や波崎地域の石綿セメント管更新事業を実施するとともに,水道未整備地区の解消と加入促進に努めてまいります。また,知手配水場更新事業につきましては,来年度に事業を完成し,平成30年3月から供用を開始する予定であります。 
 
  下水道事業の汚水につきましては,公共下水道事業計画に基づき,高浜,土合分区等の管渠整備を進めるとともに,雨水につきましても,同計画に基づき,中心市街地の浸水被害を軽減するため,鹿島港北公共埠頭へ排水する雨水幹線整備を進めてまいります。

  地籍調査につきましては,知手中央一丁目地区及び太田押揚3地区の地籍調査を引き続き実施するほか,新たに知手中央六・七丁目地区,太田押揚4地区の調査に着手してまいります。 
 
  公共交通につきましては,神栖市地域公共交通網形成計画に基づき,昨年12月から路線バス空白地域の解消を目的に,土合地区と神栖済生会病院を結ぶ社会実験バスを運行しております。今後は,この結果を踏まえ,更なる利便性向上と公共交通維持のため,地域公共交通活性化協議会において,様々な媒体を活用した情報の発信や利用促進キャンペーン等を実施してまいります。

  ごみ処理につきましては,可燃性一般廃棄物処理施設であるRDFセンターが,施設の更新時期を迎えるにあたり,現在,新たなごみ処理施設の検討をしており,来年度は,神栖市・鹿嶋市共同で,「ごみ処理施設整備基本構想」及び「循環型社会形成推進地域計画」を策定してまいります。 
  
7.新しい産業活力にあふれたまちづくり
  第7に,新しい産業活力にあふれたまちづくりであります。 
 
  農業につきましては,意欲ある生産者が取り組む,新品種の導入や販路開拓,6次産業化等に対し,引き続き支援を行うとともに,生産量日本一であるピーマンのブランド力強化・PRに取り組んでまいります。また,市独自の交付金制度により,麦や飼料用米等の転換作物の作付けを支援してまいります。

  土地改良事業につきましては,本郷・高野地区の換地同意の取得に,引き続き取り組んでまいります。

  水産業につきましては,波崎漁港西側拡張部の整備を,引き続き茨城県に働きかけていくほか,漁業関係者と連携して自港水揚げの増大に取り組みんでまいります。また,経営基盤強化・安定のための利子補給など漁業者並びに水産加工業者に対する支援を継続するほか,地元水産物の消費拡大と知名度の向上を図るため,販売等の活動に対する支援を行ってまいります。
 
  中小企業支援につきましては,国から認定をうけた「創業支援計画」に基づき,「創業セミナー・スクール」を実施し,市内の産業を支える人材の確保・育成を促進してまいります。

  企業誘致につきましては,茨城産業再生特区計画の固定資産税課税免除制度による立地企業の設備投資額が,これまでの5年間で約3千億円にのぼり,大きな効果を上げていることから,引き続きこの制度を活用し,当市での企業の設備投資を支援してまいります。また,当工業地帯の競争力強化を図るため,県が昨年度策定した「鹿島臨海工業地帯競争力強化プラン」に基づき,競争力のある立地環境の整備と新たな企業誘致に取り組みんでまいります。 
 
  鹿島港につきましては,北公共埠頭の早期完成に向け,利用実績の向上を図るため,県との連携により,コンテナ貨物の荷主等への助成制度を拡充し,北公共埠頭の更なる利用促進を図ってまいります。 
 
  水素エネルギーの利活用につきましては,今月策定予定の「神栖市水素エネルギー利活用戦略」に基づき,当市の特性を活かした実証実験や,水素ステーションの設置に向けて取り組んでまいります。

  市のイメージアップにつきましては,ゆるキャライベントへの参加やグッズ販売などのイメージキャラクターによるPRを引き続き行うほか,茨城県人会懇親会への出展,市内宿泊者を対象としたPRチラシの配布等,更なるイメージアップに取り組みます。
 
  観光振興につきましては,矢田部サッカー場の人工芝を張替るとともに,プレイ環境を整備し,誘客数の増加を図ってまいります。 
 
8.健全な行財政のまちづくり
  第8に,健全な行財政のまちづくりであります。 
 
  市税収納率につきましては,休日・夜間窓口の開設,口座振替の推進,滞納処分など,様々な対策に取り組んできた結果,平成25年度までは県内最下位であった個人市民税の収納率県内順位が,平成26年度には県内44市町村中41位,昨年度は39位と年々上昇してきております。今後も,税負担の公平性及び自主財源確保の観点からも,各種対策に取り組み,さらなる収納率の向上を目指してまいります。

  ふるさと納税につきましては,多くの皆様からの寄附につながる魅力ある謝礼品の充実に努めるとともに,様々な媒体を活用したPRを行なってまいります。 
 
  広域連携につきましては,鹿行五市で観光分野の連携を図る「鹿行広域DMOプロジェクト」で運行しているラッピング高速バスの広告掲載期間を,来年度末まで延長するとともに,引き続き広域観光のプラットフォームとなる,DMO組織の設立に向けて取り組んでまいります。 
 
  市役所本庁舎の耐震改修につきましては,本年8月までに実施設計が完了する予定であり,平成32年度の完成を目指し,工事を進めてまいります。また,先の臨時会において,工事請負契約締結の議決をいただいた分庁舎の建設につきましては,本年10月の完成に向け,整備してまいります。 
 

4.おわりに

 以上,平成29年度に取り組む主な施策事業についてご説明申し上げました。
 今後とも,市民に「神栖に住んでよかった」と言っていただけるよう,全力を挙げて市政運営に取り組んでまいりますので,議員各位ならびに市民の皆様方のご支援ご協力をお願い申し上げまして,私の市政運営の所信といたします。 

このページに関するアンケート

質問1(必須)
このページの情報は役に立ちましたか? 
質問1(必須)
質問2
ホームページの品質向上のため、ページのご感想をお聞かせください。 
質問2
質問3
このページに関する、回答を必要としないご意見がありましたら、次のフォームへご入力ください。
ご注意ください、回答を希望するお問い合わせ・ご意見は、ページ下部の「お問い合わせ先」の担当部署へ直接お問い合わせいただくか、または、暗号化対応済みの「市長へのたより(ご意見・お問合わせフォーム)」ページからご意見・ご要望をお寄せください。回答にはお名前と連絡先が必要になります。
このフォームに回答を希望するご意見を入力されてもお受けできませんので、ご了承ください。なお,このフォームは暗号化に対応していないため、名前・住所・電話番号などの個人情報は入力しないでください。