日本一の「ピーマン」産地 かみす
2022年8月、外部リンクを削除しました。
ピーマン栽培の歴史
神栖市のピーマン栽培の始まりは、終戦直後の昭和24年ごろに進駐軍の野菜としてアメリカ産のカリフォルニアワンダーという品種が栽培されたのが始まりといわれています。
昭和40年頃から、ビニールハウスなどの施設整備とともに、生産技術の向上によりピーマンの一大産地が形成されました。
栽培に適した風土
温暖な気候と水はけのよい砂質土壌の神栖市は、ピーマンの好む最適な条件を備えています。
環境にやさしい農業
神栖市のピーマン生産者は、自然環境に配慮した安全・安心な農業に積極的に取り組んでいます。
エコファーマー
「土づくり」「化学肥料低減」「化学農薬低減」の3つの技術を一体的に取り組み、農地の生産力の維持・増進、良好な営農環境の確保に役立つ生産方式として、県知事の認定を受けた農業者の愛称です。
天敵昆虫使用(化学農薬使用の低減)
害虫の発生時期に天敵となる昆虫を放飼し、害虫を捕食します。天敵昆虫は生物農薬として登録しているものを使用します。粘着剤、フェロモン剤(交尾阻害)などの害虫防除、減農薬栽培に取り組んでいます。
養液土耕栽培
ピーマンの生育にあわせて、必要な時期に必要な分だけ少量ずつ潅水・施肥を管理する栽培方法です。養液土耕栽培は、肥料の使用量を減らしながら、収穫量の増と労力の省力化を図るシステムです。
一年を通して旬なピーマンを出荷
ピーマンを同じ苗から長期間収穫すると、品質に大きなムラが出てしまいます。神栖市の生産者は、春ピーマン、秋ピーマン、さらに温室ピーマンを栽培している生産者も多く、季節ごとに植え替えをしています。種苗の定植時期、ビニールハウスの温度調整等により育て方を分けて、一年中、旬なピーマンを市場へ出荷しています。
- 春・夏に収穫する半促成栽培:春ピーマン
- 秋・冬に収穫する抑制栽培:秋ピーマン
- 秋・冬・春に収穫する促成栽培:温室ピーマン
「みおぎ」ピーマン
神栖市で主に栽培される品種は「みおぎ」です。
グリーンの色が濃く、やわらかくて苦味が少ない食べやすいピーマンです。
ピーマン豆知識
ピーマンの主な栄養素
ビタミンCは熱に弱いといわれますが、ピーマンのビタミンCは組織がしっかりしているため加熱しても壊れにくく、損失が少ないのが特徴です。コラーゲンの生成を促進し、メラニン色素の増加を抑え、皮膚の抵抗力を強める働きがあるといわれています。
ビタミンPも含まれておりビタミンCの吸収を助けます。β-カロテンも多く含まれ、ビタミンCとともに抗酸化作用を発揮し、老化防止や免疫力アップの働きがあるといわれています。
ピーマンの選び方
皮がつやつやして、全体に張りがあり肉厚のものが良いとされています。
ピーマンはヘタのところから痛んでくるので、よく確認してください。
ピーマンの保存方法
ピーマンは水分がつくと痛みやすいので、洗わずにポリ袋に入れて口を閉め、冷蔵庫の野菜室に保存します。1つ腐るとほかにも移るので、痛んだものはすぐに処分してください。
神栖市産ピーマンの出荷量(平成29年産)
出荷量27,490トン(農林水産省統計より)
このページに関するお問い合わせ
産業経済部 農林課
〒314-0192 茨城県神栖市溝口4991-5 分庁舎1階
電話:0299-90-1159 FAX:0299-90-1211
メール:nosui@city.kamisu.ibaraki.jp
土地改良グループ 電話:0299-90-1159
農林グループ 電話:0299-90-1008
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