児童虐待の防止のための取り組み
神栖市における児童虐待に係る通告状況について
「神栖市子どもを虐待から守る条例」第15条の規定に基づき、児童虐待に係る通告状況について公表しています。
児童虐待は、全国的にも増加傾向にありますが、当市も例外ではありません。
市の虐待通告件数は、年々増加しており、内訳としては、身体的虐待やネグレクトが多い状況です。
そのため、市では、児童虐待の通告・相談先などの周知をおこない、また、関係機関との連携を強化し、今後も児童虐待の未然防止、早期発見・早期対応に取り組みます。
年度別の児童虐待通告件数
神栖市への虐待通告件数の推移をまとめました。
- 2020年(令和2年度):41件
- 2021年(令和3年度):85件
- 2022年(令和4年度):118件
- 2023年(令和5年度):131件
- 2024年(令和6年度):155件
啓発活動
こども家庭庁では毎年11月に「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施し、家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、期間中に児童虐待防止のための広報・啓発活動など種々な取り組みを集中的に実施しています。その活動の一環として全国から標語を公募しており、2024年度の標語は、応募数3,611作品の中から次の標語が決まりました。
2024年度標語:189(いちはやく) 気づいてあげて そのサイン
オレンジリボン運動とは
2004年に幼い兄弟の命が虐待によって奪われた事件をきっかけに、オレンジリボン運動が始まりました。オレンジリボン運動は、「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動です。このオレンジ色は「子どもたちの明るい未来を示す色」です。オレンジリボンは児童虐待防止の全国共通のシンボルであり、児童虐待防止活動への賛同を示すことができます。
神栖市での取り組み
市では、11月に啓発ブースの設置、職員のオレンジリボンバッジの着用、市内公共施設にオレンジリボンツリーなどの設置、保健・福祉会館や波崎総合支所に横断幕の掲示、電光掲示板・地区回覧・SNSを活用した児童虐待防止に係る発信などをおこなっています。また、消費生活展・かみす福祉まつりなど、市内で開催されるイベントでも、児童虐待防止に係る啓発活動を実施しています。
児童虐待防止研修会の実施
2025年7月29日、市内幼稚園、保育所、こども園の職員30名が市主催の児童虐待防止研修会に参加しました。
参加者からは、「虐待を事前に防げるよう取り組んでいきたい」「今まで抵抗感があった通告、相談がしやすくなった」などの感想がありました。
引き続き、関係機関との連携を強化し、子どもたちを守る取り組みを推進してまいります。
消費生活展への参加
2024年10月19日に開催された消費生活展では、児童虐待問題に対して関心や理解を深めていただくことを目的に、オレンジリボンツリー、オレンジリボンタペストリーへのオレンジリボンの飾り付けや児童虐待に関するクイズなどを実施しました。
ブースには、約800人の方が訪れ、クイズに参加した方からは「189聞いたことあるよ!」などのお声があり、ご家族でクイズを楽しんでいる様子が見られました。
また、訪れた方には、189リーフレット、189ウェットティッシュ、ポケットティッシュ、オリジナル塗り絵などの啓発品を配布しました。

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このページに関するお問い合わせ
福祉部 こども家庭課
〒314-0121 茨城県神栖市溝口1746-1 保健・福祉会館 本館1階
電話:0299-90-1205 FAX:0299-95-6280
メール:kids@city.kamisu.ibaraki.jp
児童福祉グループ 電話:0299-90-1205
こども相談グループ 電話:0299-95-9576
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