感染症の症状と予防対策

ページ番号1012878 掲載日 2025年5月1日

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感染症一覧

現在流行している主な感染症の症状と予防対策を掲載しています。

新型コロナウイルス感染症

感染経路

  • 咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染
  • 空気中に浮遊したウイルスや微小な粒子(エアロゾル)を吸い込むことによるエアロゾル感染
  • ウイルスがついた手指で口、鼻や眼の粘膜に触れることによる接触感染

予防対策

  • 換気、手洗いや手指消毒などの基本的な感染対策が有効です
  • 高齢者や基礎疾患のある方が感染すれば重症化リスクも高まります。通院や高齢者施設を訪問する時などは、感染予防として「マスクの着用」が効果的です

帰省等で高齢の方と会う場合、大人数で集まる場合は、感染予防を心がけ体調を整えるようにしましょう

インフルエンザ

主な症状

  • 普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状が現れます
  • 38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるのが特徴
  • 乳幼児では、まれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では肺炎を伴うなど、重症になることがあります

感染経路

  • 咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です

予防対策

  • 手洗いやアルコール消毒、マスクの着用
  • 適度な湿度(50~60%)の保持
  • 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  • インフルエンザ流行時は、人混みや繁華街への外出を控えましょう

感染性胃腸炎

主な症状

  • 吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱の症状が現れます
  • 感染すると24時間~48時間で症状が現れ、症状の程度は個人差がありますが、通常、発症後3日以内に症状が改善します

感染経路

  • 病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)、汚染された食品を食べることによる(経口感染)があります

予防対策

  • トイレの後や、調理・食事の前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう
  • 便やおう吐物を処理するときは、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう
  • カキなどの二枚貝は、中心部まで十分に加熱してから食べましょう

A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎

主な症状

  • 2~5日の潜伏期間の後、突然38度以上の発熱、のどの痛み、苺状の舌(舌が腫れ、赤いつぶつぶができる)などの症状が現れます
  • 熱は3~5日で下がり、1週間程で症状は落ち着きますが、まれに重症化して、全身に発赤がひろがる場合があります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります

適切な抗菌薬を開始すれば24時間以内に感染力はなくなるとされています。早めに医療機関を受診しましょう。

予防対策

手洗いやアルコール消毒、マスクの着用をおこないましょう。

伝染性紅斑(リンゴ病)

両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれ、小児に多い感染症です。

主な症状

  • 約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。

予防対策

  • 予防するワクチンや薬はありません。こまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。

麻しん(はしか)

麻しんの潜伏期間は、約10~12 日間(最大 21 日間)で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21 日間)注意が必要です。感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で感染力が極めて強い感染症です。

主な症状

  • 感染すると、約10 日後に38℃程度の発熱や咳、鼻汁といった風邪のような症状が 2~4日続き、その後 39℃以上の高熱と共に発疹が出現することが知られています。

百日咳

百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があります。

主な症状

経過は3期に分けられ、全経過で約2~3か月で回復するとされています。
  • カタル期(約2週間持続):かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。
  • 痙咳(けいがい)期(カタル期の後に約2~3週間持続):次第に特徴ある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。夜間の発作が多いですが、年齢が小さいほど症状は多様で、乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ(顔色や唇の色や爪の色が紫色に見えること)、けいれん、呼吸停止と進展することがあります。合併症としては肺炎や脳症などもあり特に乳児では注意が必要です。
  • 回復期:激しい発作は次第に減衰し、2~3週間で認められなくなります。成人の百日咳では咳が長期にわたって持続しますが、典型的な発作性の咳を示すことはなく、やがて回復に向かいます。全経過で約2~3か月で回復します。

手足口病

5歳以下の子どもの感染報告が多い病気で、例年夏季に流行します。

主な症状

  • 感染後3~5日で、軽い発熱に続いて口の中、手のひら、足底や足背などに小さな水疱が現れます。
  • 数日間のうちに治ることが多いですが、まれに重症化し、脳炎や髄膜炎などを引き起こすことがあるので、発症した後は注意深く観察しましょう。

38度以上の高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

予防対策

  • 原因となるウイルスはアルコールが効きにくいため、手指は石けんと流水でよく洗いましょう
  • 特におむつを交換する時は、排泄物を適切に処理し、流水とせっけんで十分な手洗いをおこなってください。症状が消えた後も、比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄されることがあるので、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です
  • 家庭内でタオルなどの共用は避けましょう

感染症の発生動向

潮来保健所管内での感染症発生動向については、次のリンク先でご確認ください。

このページに関するお問い合わせ

健康増進部 保健予防課
〒314-0121 茨城県神栖市溝口1746-1 保健・福祉会館 本館2階
電話:0299-92-0141 FAX:0299-90-1330
メール:yobo@city.kamisu.ibaraki.jp

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