帯状疱疹(たいじょうほうしん)について

ページ番号1011169 掲載日 2023年9月14日

印刷大きな文字で印刷

帯状疱疹かもしれないと思ったら早めに受診!

帯状疱疹の治療に使用されている抗ウイルス薬は、発症初期であるほど効果が高いとされており、早期の投与は重症化や合併症の予防効果があります。

重症化した場合は、入院治療が必要となる場合があります。
症状を感じたら、早めに受診し治療をおこなうことが、症状の重症化や長期化を防ぎます。体の左右どちらかにかゆみや痛みを感じたり、帯状の赤い発疹が現れたりするなど、帯状疱疹かもしれないと思ったら、早めに医療機関(皮膚科)を受診しましょう。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって起こる皮膚疾患です。50歳から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。
こどもの頃に水ぼうそうにかかると、治った後もウイルスが体の中に潜伏し、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下したときにウイルスが再び活発化して、水ぶくれを伴う発疹が帯状に出現します。
原因となる「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対しては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

症状について

初期は「ピリピリ、チクチク」とした神経痛のような痛みやかゆみが起こり、その後、水ぶくれを伴う赤い発疹(水疱)が出現します。症状の多くは上半身に現れ、顔面や目の周りに現れることもあります。治るのに3週間ほどかかり、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、痛みが持続する「帯状疱疹後神経痛」などの後遺症が残る場合もあります(症状には個人差があります)。

帯状疱疹を予防するためには

普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため、発症することはありませんが、加齢、疲労、ストレスなどによって免疫が低下することでウイルスが再び活動しはじめ、帯状疱疹として発症します。

日ごろから体調管理を心がけ、免疫力が低下しないような生活をすることが大切です。

免疫力が低下しないような生活とは

  • 1日3食、バランスの良い食事
  • 質の良い睡眠と十分な休養
  • 適度な運動
  • リラックスできる時間をもつなど

帯状疱疹にかかった際の生活の注意点

  • 食事や睡眠をしっかりとり、安静を心掛けましょう。
  • 体力を消耗するような運動を避けましょう。
  • 痛いときは、冷やすとより痛みますので、温めるようにしましょう。
  • 周りに「水痘(みずぼうそう)」としてうつさないように気をつけましょう。
    ウイルスは水ぶくれや帯状疱疹にかかった人の唾液に存在します。水ぶくれを破らない、手指消毒、マスク着用、お風呂は最後にシャワー浴で入るなど、基本的な感染予防対策が大切です。
  • 水ぶくれがかさぶたになるまでは、新生児や水痘(みずぼうそう)にかかったことのない妊婦などの水痘(みずぼうそう)の重症化リスクが高い人との接触をなるべく避けるようにしましょう。

ワクチン接種について

50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって、帯状疱疹の発症を抑えたり、重症化を防ぐことができます。
個人の判断にて接種をおこなう「任意の予防接種」のため、接種を希望される場合、費用は自己負担となります。(神栖市は費用助成を実施しておりません。)

ワクチンは2種類(乾燥弱毒生水痘ワクチンと乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)あります。
接種回数や費用が異なりますので、詳しくはワクチン接種をおこなう医療機関へお問い合わせください。

ワクチンは100%発症を防ぐものではありません。予防接種による効果や副反応などについてよく理解されたうえで、接種を検討しましょう。

参考:帯状疱疹に関する国の動き

厚生労働省が所管する「厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会)」において、帯状疱疹ワクチンを定期接種として用いることの是非について、2種類あるワクチンの比較や、導入に適した年齢、長期的な予防効果や医療費への影響などの検証が進められている状況です。

このページに関するお問い合わせ

健康増進部 保健予防課
〒314-0121 茨城県神栖市溝口1746-1 保健・福祉会館 本館2階
電話:0299-92-0141 FAX:0299-90-1330
メール:yobo@city.kamisu.ibaraki.jp

市へのご意見・ご要望について

回答を希望するお問い合わせ・ご意見は、このページの「お問い合わせ」に記載されている担当部署へ直接お問い合わせいただくか、または、次のリンク先をご確認いただき、ご意見・ご要望をお寄せください。回答にはお名前と連絡先が必要になります。