フッ化物洗口薬剤の紛失について

子どもの歯を強化し、虫歯を予防するために実施しているフッ化物洗口において使用する、洗口薬剤1包を市立幼稚園で紛失したことが判明しましたので、次のとおりお知らせいたします。なお、現時点で通園する園児に健康被害は確認されておりません。

紛失物

オラブリス顆粒1包11％ 1.5グラム
フッ化物洗口薬剤(顆粒)は、医療用医薬品の劇薬に分類され、溶解した洗口液は普通薬に区分されます。

管理方法

鍵のかかる保管庫で管理し、毎週月曜日、教諭が洗口液を生成し使用。使用後は薬剤出納簿に使用量、残量を記載し、在庫量も確認する。

事案の経過

5月26日(月曜日)

教諭が出納簿と在庫数一致を確認

6月2日(月曜日)

教諭が在庫確認の際、1包不足していることを発見したが、園長への報告を失念した。

6月9日(月曜日)

在庫確認の際、不足が生じていたため、教諭が再確認し、園長へ報告

6月10日(火曜日)

• 園長から市教育委員会へ報告
• 保健所へ相談後、警察へ紛失届について相談

紛失物を誤って誤飲してしまった場合の影響

吐き気、腹痛、下痢などの急性中毒が起こる可能性があります。
(誤飲した場合には、カルシウム製剤、牛乳またはカルシウムを含む飲料を飲用することで、中毒症状が緩和されますが、胃の洗浄が必要となる場合があります。)

今後の対応

6月11日(水曜日)に保護者へ書面をもってお詫びするとともに、園児の健康観察をおこない、引き続き、園内を捜索してまいります。
また、市立幼稚園全てにおいて、使用前後には、複数人での出納簿・在庫の確認をおこない、管理体制の一層の強化を図るとともに、再発防止に努めてまいります。