地籍調査とは

ページ番号1003674 掲載日 2019年6月6日 更新日 2021年4月1日

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2021年4月、最新の情報に更新しました。

地籍調査とは、国土調査法に基づく「国土調査」の一つであり、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量して、地籍簿及び地籍図を作成する事業です。「地籍」とは、いわば「土地に関する戸籍」のことです。各個人には固有の「戸籍」という情報があり、様々な行政場面で活用されているのと同様に、土地についても「地籍」の情報が行政の様々な場面で活用されています。
法務局(登記所)に備え付けられている地図は、明治時代の地租改正時に作られた地図(公図)などを基にしたものが多くあります。公図は、境界、形状などが現実とは違う場合があり、登記簿に記載された土地の面積も、正確ではない場合もあるのが実態です。地籍調査がおこなわれると、その成果は法務局(登記所)に送られ、これまでの登記簿、地図が更新されることになります。

地籍調査はこんな時に役立ちます

土地のトラブル防止に役立ちます

地籍調査をしていると、次のようなトラブルの発生を未然に防止することに役立ちます。

  • 土地を購入し、改めて測ってみたら登記簿の面積と違っていた。
  • 塀をつくり替えようとしたら、隣の土地の所有者から「境界が違う」と言われた。
  • 相続を受けた土地の正確な位置がわからなかった。

土地取引の円滑化に役立ちます

地籍調査をしていないと、土地売買する場合に、隣地との境界確認に時間と経費がかかったり、登記簿と実測の面積が異なるなどの問題が生じることがあります。
地籍調査をしていると、正確な土地の状況が登記簿に反映されるので、登記の信頼性が高まり、安心して土地の売買や分筆ができます。

街づくりに役立ちます

地籍調査の成果を基礎データとして利用することで、きめ細やかな街づくり計画の立案が可能となります。

公共事業の円滑化に役立ちます

道路、下水道を整備する場合、事前の調査や測量に多大な時間と労力を費やすことがあります。地籍調査をしていると、境界確認作業が簡単にできるため、公共事業が円滑に進みます。

災害の復旧に役立ちます

地震、土砂崩れ、水害などの災害が起きてしまった場合、元の土地の境界がわからないために復旧に時間がかかることがあります。
地籍調査をしていると、個々の土地が地球上の座標値で表示されているため、万一の災害の後でも、迅速な復旧ができます。

課税の適正化に役立ちます

土地の面積が正確に測量されるため、公図や測量図が無い土地等の適正な課税に役立ちます。

このページに関するお問い合わせ

産業経済部 地籍調査課
〒314-0192 茨城県神栖市溝口4991-5 分庁舎1階
電話:0299-90-1156 FAX:0299-90-1226
メール:chiseki@city.kamisu.ibaraki.jp

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