AED(自動体外式除細動器)
「AEDは、Automated External Defibrillatorの頭文字をとったもので、日本語訳は自動体外式除細動器といいます。
小型の器械で、体外(裸の胸の上)に貼った電極のついたパッドから自動的に心臓の状態を判断します。もし心室細動という不整脈(心臓が細かくブルブルふるえていて、血液を全身に送ることができない状態)を起こしていれば、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えること(電気ショック)で、心臓の状態を正常に戻す機能を持っています。
器械の電源を入れれば音声が使い方を順に指示してくれるので、誰でもこの器械を使って救命することができます。」
引用元:公益法人日本心臓財団ホームページ「AEDって、何ですか?」より
2024年8月、プライバシー保護用三角巾について追記しました。
神栖市内のAED設置場所
AEDを利用した救命処置の手順
- まず、肩をたたいて意識を確認する
- 「119番を!AEDを!」などと助けを呼ぶ
- 胸と腹部の動きを見て呼吸を確認する(10秒以内)
- 30回の胸骨圧迫と2回人工呼吸をおこなう
(胸が5センチメートル以上沈む程度の強さで、1分間に100回以上のテンポで押します) - AEDで電気ショックをおこなう(胸骨圧迫を続けてください)
AED使用時の注意事項
- 水分は、しっかりと拭く
- アクセサリーは、簡単に外せるものは外すか電極パッドの下に入らないようにする
- 電極パッドを貼る前胸部に湿布や医薬品がある場合、はがして、薬材を拭き取る
- ペースメーカーやICD(埋め込み型除細動器)から、8センチメートル以上離して電極パッドを貼る
- 濃い胸毛がある場合には除毛する
- 傷病者が回復しても、救急隊到着までは、電極パッドはつけたままにする(電源を入れたままにする)
AEDの使い方
- 意識・呼吸を確認します
- AEDのふたを開けると電源がつきます(成人・小児モード切替スイッチ)
- 胸を裸にします
- AEDを袋から取り出します
- 袋をさいてパッドを取り出します
- パッドを青いシートからはがします
- 電極パッドを右胸と左脇腹に貼ります
- 体から離れて、点滅しているショックボタンを押します
関連リンク
AEDを使った救命方法やよくある質問などは次のリンク先をご確認ください。
設置AEDに関するお問い合わせ先
- 神栖市役所 地域医療推進課 電話:0299-77-8207
- 日本光電東関東株式会社水戸営業所 電話:029-248-6000
AEDの点検をしていますか?
緊急時に、AED(自動体外式除細動器)を正常に使用するためには、日頃からAEDの点検が必要です。
いざというときに、AEDをきちんとしようできるように、日常点検を実施しましょう。
プライバシー保護用三角巾
神栖市内の公共施設とコンビニエンスストアに設置しているAEDのケース内に、傷病者(けが人や急病人)のプライバシーを保護し、性別に関わらず、躊躇せずにAEDを使用していただけるように、三角巾と使用方法についてのリーフレットを配置しています。パッドを貼ったあと、三角巾を胸にかけてお使いください。三角巾はプライバシー保護のためのみではなく、患部の保護や固定などにも使用できます。
また、AEDの使用に伴う脱衣は一次救命処置に必要な行為であり、セクシャルハラスメント等の罪に問われることはありません。市民の皆さまにおかれましても、傷病者を見かけたら、まずは救命処置を最優先にしていただくようお願いいたします。
このページに関するお問い合わせ
健康増進部 保健予防課
〒314-0121 茨城県神栖市溝口1746-1 保健・福祉会館 本館2階
電話:0299-92-0141 FAX:0299-90-1330
メール:yobo@city.kamisu.ibaraki.jp
市へのご意見・ご要望について
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