日本デフバレーボール女子日本代表合宿を開催!

ページ番号1008841 掲載日 2022年2月4日

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2022年1月15日(土曜日)と1月16日(日曜日)に、日本デフバレーボール協会の女子日本代表選手の合宿が、かみす防災アリーナでおこなわれました。

写真:レシーブの練習をする選手たち

デフバレーボールとは

聴覚障害者によるバレーボール競技です。
「デフ(deaf)」とは、英語で「耳が不自由な、聴覚障害者」という意味です。
一般のバレーボールと同じルールで競いますが、選手たちにはチームメイトの声・審判の笛の音・ボールをはじく音などは聞こえません。
そのため、主に手話やアイコンタクトを用いてコミュニケーションを取り合い競技をおこなっています。

世界で活躍する女子日本代表

現在、世界ランキング2位の女子日本代表チーム。

全国各地から12人が選抜され、学生や社会人によって構成されています。
選手たちは、所属先のバレーボール部で練習するかたわら、2022年5月1日(日曜日)~5月15日(日曜日)にブラジルにて開催される第24回夏季デフリンピック競技大会の2連覇に向けて、月に1回、全国各地で代表合宿を実施しています。

監督は、2008年北京五輪日本代表の狩野美雪さん。日本トップクラスの技術を伝えると共に、世界に挑む選手たちの心強い存在として、選手たちから厚い信頼を得ています。

デフリンピックとは

4年に1度、世界規模で開催される総合スポーツ競技大会です。
一般のルールで競い合うデフスポーツ競技は、パラリンピックには出場できません。そのため、聴覚障害者が出場する最高峰の大会と位置づけられ、バレーボールにおいて、日本は世界トップクラスの実力を誇っています。

写真:女子日本代表選手9名と監督
今回合宿に参加した日本代表の選手の皆さんと狩野監督

目指すはデフリンピック金メダル!

練習の合間を縫って、狩野監督、中田選手、大川理事長にインタビューしました。

狩野美雪 監督

「監督を始めてから10年以上経ちますが、指導で困っていることはありません。練習方法などで表現の仕方が難しいときはありますが、スタッフや選手たちは、私が伝えたいことを理解してくれます。選手たちのひたむきな姿勢がこれまでの実績に繋がっています。もちろん、2022年5月におこなわれるデフリンピックも金メダルを目指しており、この大会を通じて選手たちの挑戦をこれからも支えていきたいと思います。」

狩野監督は、日本代表や実業団での活躍を経て、現役引退後は2011年にデフバレー女子日本代表の監督に就任。2013年デフリンピックで銀メダル、2017年にはチームを悲願の優勝に導いた名将です。

中田美緒 選手

「代表合宿は、月に1回と決して多くありません。そのため、私たちは積極的にコミュニケーションを取ることを大切にしています。特に、選手同士がぶつかるなどのミスがあった時は、ラリー後にミスの原因と次はどのように対応するかを確認します。こうした心掛けが、本番での大きな力に繋がると思っています。
今回の合宿で初めて神栖市に来ましたが、かみす防災アリーナを見て驚きました。素敵な施設、ほどよく静かな環境は合宿地として最適だと思います。」

中田さんは、東海大学バレーボール部にも所属。
卒業後は、デフアスリートとして活動し、将来は多くの教養を身につけた教員になることを目標としています。

大川裕二 理事長(日本デフバレーボール協会)

「2017年トルコ開催のデフリンピックで優勝しましたが、日本デフバレーボール協会はまだ発展途上です。競技の知名度を上げ、選手の士気や育成環境を向上させることも私たちの責務です。こうした活動を続けることで、未来の日本デフバレーボール界を担うような選手たちに知ってもらいたいと思っています。
今回、合宿地が見つからず困っていましたが、神栖市スポーツツーリズム推進室の協力により無事に開催することができました。今後も合宿地として訪れたいと思います。」

日本デフバレーボール競技の普及、発展に向けて尽力されている大川さん。
今回、当市での合宿開催を積極的に進めていただきました。

写真:狩野監督が選手に、手話通訳の人とともに指導する様子
狩野美雪監督の熱い指導
写真:ボールを片手にポーズをとる中田選手
インタビューに答えてくれた中田美緒選手

神栖市スポーツツーリズム推進室では、5月に開催されるデフリンピックでの活躍と、更なる競技の普及を願っております。

がんばれ!デフバレーボール日本代表!

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