住民基本台帳事務におけるDV及びストーカー行為等の被害者保護のための支援措置

ドメスティックバイオレンス(DV)およびストーカー行為、児童虐待の加害者が、住民票の写しや戸籍の附票の交付制度を不当に利用して、被害者の住所を探索するのを防ぐため、被害者からの申し出により交付制限をおこなっています。

支援措置について

DV・ストーカー行為・児童虐待の加害者からの交付請求については、不当な要求として原則拒否します。

正当な権利義務を有する第三者からの請求については、請求者の厳格な本人確認や請求理由の確認をおこないます。
不当な目的によることが明らかな場合は、法律に基づき交付を拒否するなどにより、被害者の保護を図ります。

支援対象者

対象となる人は、神栖市住民基本台帳に住所または戸籍を有する人で、次のいずれかに該当する方です。

• 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(平成13年法律第31号)第1条第2項に規定する被害者であり、かつ、更なる暴力によりその生命または身体に危害を受けるおそれがあるもの
• ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号)第7条第1項に規定するストーカー行為などの被害者であり、かつ、さらに反復してつきまといなどをされるおそれがあるもの
• 児童虐待の防止等に関する法律(平成12年法律第82号)第2条に規定する児童虐待を受けた児童である被害者であり、かつ、再び児童虐待を受けるおそれがあるものまたは監護等を受けることに支障が生じるおそれがあるもの
• 前述3項目に掲げる者のほか、特定の者からの暴力などにより自己の生命または身体に著しく危害を及ぼす行為を受けたものであって、かつ、さらに当該行為を受けるおそれがあり、支援措置の必要があると認められるもの

なお、対象者となる申出者と同一の住所を有する方についても、申出者とあわせてDV等支援措置を実施することを求めることができます。

支援期間

支援開始の連絡日から1年間

支援期間が終わる1か月前から延長の申し出を受け付けます。
申し出がない場合は、終了日をもって支援を終了します。

支援措置の事前相談

支援措置の申し出を検討している方は、事前に相談をお願いしています。
まずは次の相談先にご相談ください。

相談先

• 神栖警察署 生活安全課(電話：0299-90-0110)
• 神栖市役所 社会福祉課(電話：0299-90-1138)

支援措置の申し出をするには

申し出場所

神栖市役所本庁舎 1階 市民課

なお、市民生活課(波崎総合支所・防災センター)では申し出できません。

• 施設案内 神栖市役所本庁舎

本人確認をおこなうため、申し出は市民課窓口に直接来て手続きする必要があります。
郵送では受付していませんのでご注意ください。

受付時間

月曜日～金曜日の午前8時30分～午後5時まで

なお、第2・4日曜日におこなっている日曜開庁では受け付けできません。

申し出に必要なもの

• 支援措置申出書：相談機関(警察署)などの意見書欄に記入・押印済みのもの
• 本人確認書類：次のいずれかをお持ちください
  • マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなどの顔写真付本人確認書類：1点
  • 保険証・年金手帳・通帳など：2点
  • 本人確認書類が用意できない場合はご相談ください

• 本人確認のできる書類

様式ダウンロード

• 支援措置申出書 (PDF 145.5KB)

注意事項

支援措置申し出の確認後の証明書発行

支援措置が実施されると、申出者本人による住民票・戸籍の附票の交付請求については、市民課および市民生活課の窓口でのみ可能となります。
よって、市民カードを利用した自動交付機およびマイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアなどでの証明書取得サービスは利用できなくなります。
申し出する際は、今後のことを考慮のうえ、手続きをお願いします。

措置について

措置は、住民基本台帳法上の措置として住民基本台帳の一部の写しの閲覧・住民票・戸籍の附票の交付について制限をおこなうものに過ぎません。
その他、ご自分に関係があると思われる事柄については、ご自身で関係各所にご相談ください。