令和3年第4回市議会定例会・市長就任2期目あいさつ

ページ番号1008772 掲載日 2021年12月21日

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市長就任2期目にあたりまして一言ごあいさつを申し上げます。

市長就任2期目のあいさつ

先の市長選挙におきましては、多くの皆様方のご支持、ご支援をいただき、引き続き、神栖市の市政を担当させていただくことになりました。

1期目を顧みますと、「みんなでつくる新しい神栖市」をスローガンに、市民目線の行政運営をスピード感を持って取り組んでまいりました。

その結果、医療においては、3つの主要救急医療機関において4年間で17人、40%の医師数の増加、循環器疾患救急ホットライン設置等により50分を切ることができた救急搬送所要時間の短縮、診療所誘致促進のために創設した開業支援制度等の活用による6つの診療所新設などの地域医療の充実、上水道の老朽管対策や、浸水被害のあった地区を中心とした排水路などの生活インフラ整備、鹿嶋市との連携の上、地元の皆さんにご理解をいただき進めてきた新可燃ごみ処理施設の建設、市内全ての小中学校の普通教室と特別教室および幼稚園の保育室へのエアコン設置およびトイレの洋式化、相談件数が4年間で700件を超える困りごとサポート室の設置、子育て日本一プロジェクトの推進による「子育て世代包括支援センター」および「子ども家庭総合支援拠点」の開設や、待機児童ゼロの実現など、一定の成果を上げることができました。

これもひとえに議員の皆様を初め多くの市民の皆様方のご理解とご協力のたまものと、心から感謝申し上げる次第でございます。

これからの4年間につきましては、「魅力ある・誇れる神栖市を目指して」をスローガンに5つのまちづくりへの取り組みを進めます。

まず何よりも大切な「市民の命を守るまちづくり」においては、地域医療の充実と災害に備えた防災減災対策、新型コロナウィルス感染症対策をおこないます。

地域医療の充実につきましては、若手医師きらっせプロジェクトの推進や医師、看護師などの医療人材の確保、病院や診療所の整備と相互連携の促進に取り組み、医療人材が育ち、集まるまちを目指してまいります。

つぎに、災害に備えた防災減災対策につきましては、現在進めている北公共埠頭雨水幹線整備事業や本郷地区浸水対策事業、太田・矢田部地区の排水路整備事業の推進、避難所用物品の充実などのハード事業に加え、利根川下流域治水対策協議会において国や県へ堤防の整備促進を要望し、早期完成を目指すとともに、市民有志により結成された防災士協議会と連携し、市全体の防災力の強化を図ることにより、災害に強いまちを目指してまいります。

つぎに新型コロナウィルス感染症対策につきましては、現在罹患状況は落ち着いておりますが、引き続き希望する市民へのワクチン接種を推進し、市民生活や事業者への支援が必要な状況になりましたら、迅速かつ適切な施策を実施いたしてまいります。

「市民に優しいまちづくり」においては子育て日本一プロジェクトの推進と暮らしの質を高めます。

子育て日本一プロジェクトの推進につきましては、「子育て世代包括支援センター」や「子ども家庭総合支援拠点」において、妊産婦や子育て中の保護者への有益な情報提供や各種支援をおこなってまいります。また引き続き待機児童ゼロが維持できるよう、必要な措置をおこなってまいります。さらに子育て世帯等の住宅取得による移住定住を促進するため、かみす子育て住まいる給付金を継続してまいります。

つぎに暮らしの質を高めるにつきましては、「地域交流・保健福祉機能拠点」を整備し、集会や交流の場の提供による、より一層の市民協働の推進、少子化や核家族化の進行により必要となる、包括的で地域に密着した健康福祉分野の支援、保健師の巡回訪問や相談の効率化、子育てなどを地域で継続的に見守り、支援するための拠点機能の充実を目指します。また、道路や上下水道等の生活インフラの整備促進や、区長会と連携し、ポイントカード事業実施により、区への加盟率の向上を目指します。

「教育力を高め、誇れるまちづくり」においては充実した教育環境を整えてまいります。

神栖市教育センターにおいて、教職員の教育技術向上のための研修をおこない教育環境を充実させます。

また県立高等学校との包括連携協定に基づき、地元高等学校の魅力ある学校づくりを目指し、人材育成に寄与する支援体制及び生徒の通学利便性の向上の構築を図ります。さらに環境整備として老朽化している小中学校プールの集約をおこない、施設環境を整えるとともに、修繕や更新、維持管理費用の削減をすることにより、効果的かつ効率的な授業の実施を図ります。

「魅力あるまちづくり」及び「豊かな自然・環境を育むまちづくり」については、まちのにぎわいづくり事業やスポーツツーリズム、農業・水産業の地元産業の振興、観光拠点づくりを推進してまいります。

まちのにぎわいづくり事業につきましては、10月に中間報告もさせていただいた、市が誇る歴史ある息栖神社や市民の憩いの場である神之池等を活用し、まちのにぎわいを創出することで、定住人口及び交流人口の拡大による地域の活性化を図ってまいります。

スポーツツーリズムにつきましては、神栖市スポーツツーリズム推進協議会と連携し、スポーツ団体の合宿や大会誘致により、交流人口の増加と地域活性化を図ってまいります。

農業・水産業の地元産業の振興につきましては、水産業元気アップ支援事業補助金や天敵昆虫による害虫駆除への補助などの各種施策に加え、県と連携し、茨城かんしょトップランナー産地拡大事業による、かんしょ栽培拡大の取り組みを推進してまいります。

観光拠点づくりにつきましては、道の駅などの観光拠点の検討をおこない、市の農産物や水産物などの地場産品の販路開拓などを地域で連携し、にぎわいを創出する拠点づくりを目指してまいります。

ただいま申し上げました5つのまちづくりを一体的に進めていくことで、市民の皆さまの安全・安心の確保と魅力ある・誇れる神栖市の創造、神栖市のさらなる発展に向けて、全身全霊で取り組んでまいる所存でありますので、市議会の皆様方をはじめ、市民の皆様方のご理解、ご協力を心よりお願い申し上げまして、2期目の市長就任にあたっての挨拶とさせていただきます。

神栖市長 石田 進

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