令和3年第4回市議会定例会・主要施策事業報告
令和3年第4回市議会定例会の開会にあたり、提出いたしました議案の説明に先立ち、主要施策等の経過についてご報告申し上げます。
市長 主要施策等報告
新型コロナウイルスワクチン接種事業について
はじめに、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてであります。
接種の進捗といたしましては、個別接種、集団接種及び茨城県主体の大規模接種により事業を推進し、10月末までに、目標でありました接種対象者の8割を超える方への2回目接種を完了している状況であります。
また、3回目の接種につきましては、12月3日より、国の方針に基づき、先行接種を実施した医療従事者から接種を開始いたしました。
今後も、国の方針に基づき、順次実施してまいります。
生活困窮者に対する食料支援について
次に、生活困窮者に対する食料支援についてであります。
長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により生活に困窮する世帯に対し、神栖市産の米や缶詰等の提供を市独自で実施しており、8月25日の開始から11月末現在で315件の支援をおこないました。
今後も、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた皆さま方に対し、迅速かつ適切な支援策を展開してまいります。
新型コロナウイルス対策講演会の開催について
次に、新型コロナウイルス対策講演会の開催についてであります。
新型コロナウイルスの第6波に備えるため、国の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードメンバーの国際医療福祉大学教授和田耕治(わだ こうじ)先生によるウェブ講演会「新型コロナウイルス対策これまでとこれから」を市職員を対象として、10月25日に開催いたしました。
かみすの医療に関する市民と専門家の懇談会について
次に、かみすの医療に関する市民と専門家の懇談会についてであります。
7月18日に開催した、かみすの医療に関する市民と専門家の懇談会について、10月1日にYouTubeの茨城県神栖市チャンネルで全てのテーマ配信を完了いたしました。同様に10月1日号の広報かみすでも懇談内容を掲載するなど、より良い医療体制の構築に向けた市民の主体的参加と貢献を得るため、医療者と市民の相互理解の促進を図っているところであります。
地域医療対策協議会における医師派遣要請の合意について
次に、県の地域医療対策協議会への医師派遣要請についてであります。
鹿行保健医療圏域で平成31年に発生した約11,700件の救急患者のうち、35%の4,200件が圏域外に搬送されていることから、圏域内の救急患者受け入れを年間2,000件増加させることが今後の目標に掲げられました。
これを踏まえ、県地域医療対策協議会に対し、圏域内の2次救急病院への医師派遣要請をおこなうこととなり、このうち市内の2次救急病院につきましては、神栖済生会病院に、呼吸器内科医2名と消化器内科医1名を、白十字総合病院に、総合診療科医2名と整形外科医1名を派遣要請することについて、鹿行地域医療構想調整会議で合意が得られました。
この要請を受け、県の地域医療対策協議会では、今月を目途に協議が進められており、協議が整い次第、県とともに派遣元となる医科大学等との調整をおこなうこととなります。
若手医師きらっせプロジェクトでの情報発信について
次に、若手医師きらっせプロジェクトでの情報発信についてであります。
全国で約62,000部発行されている医学系の全国誌において、令和元年度から市と市内の研修医療機関で取り組んでいる「若手医師きらっせプロジェクト」が取りあげられました。また、プロジェクトの一環として開催している産業医学基礎研修会の実地研修会場として、今年度は市内企業7社から協力を得ており、受講された医師からも他の研修会場には無い取り組みで、実り多い研修との高評価をいただいております。
津波避難に関する意見交換会について
次に、津波避難に関する意見交換会についてであります。
市では、最大クラスの津波が発生した場合に避難が困難とされる堀割地区、本新町地区、舎利浜地区を対象に「津波避難に関する意見交換会」を開催いたしました。
本意見交換会は、当該地区における津波の危険性や、避難先についての認識を高めていただくことや、津波防災施策等に関して市民の皆さまのご意見を伺い、更なる津波防災地域づくりの推進を図ることを目的に開催したものであります。
今後とも、地域における安全・安心なまちづくりに努めてまいります。
災害時における災害し尿等の収集運搬の協力に関する協定について
次に、災害時における災害し尿等の収集運搬の協力に関する協定についてであります。
市は、10月28日、一般社団法人茨城県環境保全協会との間に、「災害時における災害し尿等の収集運搬の協力に関する協定」を締結いたしました。
本協定は、市内において風水害、地震等大規模な災害が発生した場合に、同協会に対してし尿、浄化槽汚泥及び災害廃棄物等の収集運搬の応援を要請するもので、協定の締結により、円滑な支援が期待できるものとなっております。
今年も神栖つかエールクーポンについて
次に、「今年も神栖つかエールクーポン」についてであります。
新型コロナウイルス感染症による影響の長期化により、令和2年度に引き続き実施しております地域振興券発行に係る補助事業ですが、3万冊分の申し込みをいただき29,505冊を販売いたしました。加盟店の換金額は、11月末現在で2億3,888万2,000円となっており、市内中小事業者の事業継続の一助となったと考えております。
営業時間短縮要請等関連事業者支援金について
次に、営業時間短縮要請等関連事業者支援金についてであります。
本支援策は、国の臨時交付金の追加配分を活用し、営業時間短縮要請や外出自粛による影響を受けている市内事業者に対し、一律10万円の支援金を交付するものであり、補正予算の専決処分により実施させていただいたものでございます。
11月11日からホームページ等での案内により受付を開始しており、茨城県が実施する一時金の給付と合わせ、市内中小事業者の支援をおこなってまいります。
教育センターについて
次に、本年10月1日に開館した教育センターについてであります。
本センターは、9月30日に竣工式を挙行し、式後に実施した見学会では、メディアルームでのオンライン授業のデモンストレーションをおこない、好評をいただくことができました。
なお、本センターでは、学力向上などの各種研修会のほか、児童が英語に慣れ親しむ体験活動研修を実施したところでございます。
かみす学生応援便事業について
次に、かみす学生応援便事業についてであります。
新型コロナウイルス感染症により、帰省や外出を自粛し、また、アルバイト等による生活費の確保が困難になるなど、厳しい状況の中で学業に励んでいる本市出身で市外に居住する学生を応援するため、ふるさと神栖から市特産物の詰め合わせを贈る「かみす学生応援便事業」を実施しており、11月末現在で577件の申請を受け付けているところでございます。
今後も、感染症の影響を受けた学生の皆さんに対し、迅速な支援をおこなってまいります。
まちのにぎわいづくり整備基本計画の中間報告について
次に、まちのにぎわいづくり整備基本計画の中間報告についてであります。
神栖市では、東国三社のひとつであり歴史ある息栖神社や、市民の憩いの場となっている神之池等を活用し、まちのにぎわいを創出するため、今後の整備方針を示す「息栖神社周辺整備基本計画」と「神之池緑地整備基本計画」を策定しており、10月には、二つの計画の途中経過として中間報告をおこなったところでございます。
両計画は、今後、地元地域の方々などから広くご意見を伺った上で、今年度中の策定を目指してまいります。
なお、神之池緑地整備基本計画の飲食施設の整備につきましては、隣接する大型遊具の更新を令和4年度に予定しておりますことから、民間活力を導入したカフェ等との一体的な整備としておこなうことで、にぎわい創出の早期実現を図ることを目指し、飲食施設出店者募集をおこなっているところでございます。
地域ポイントカード事業の開始について
次に、地域ポイントカード事業の開始についてであります。
本年10月から、神栖ポイントカード会と連携し、地域ポイントカード事業をスタートいたしました。
本事業は、市が開催するイベント等の参加者に対し、ココくんポイントを付与することにより、市民のイベント等参加への動機づけと、市内事業者の振興を図り、地域を活性化することを目的としており、特に地区加入世帯へのメリット創出策として特典付きの「特別カード」を地区加入世帯へ配布したところでございます。
ココくんポイントをきっかけに、市民協働で地域の活性化を目指してまいりたいと考えております。
ユーリカ市との姉妹都市協定締結30周年記念宣言について
次に、ユーリカ市との姉妹都市協定締結30周年記念宣言についてであります。
神栖市とアメリカ合衆国カリフォルニア州ユーリカ市は、平成3年11月17日に姉妹都市協定を締結し、今年で30周年を迎えました。
このことを記念し、ユーリカ市議会において、ユーリカ市長より30年間の両市の友情はこれからも継続していくという宣言が発せられ、私も神栖市の代表としてオンラインで出席いたしました。
これまで順風満帆とはいかない交流であったことは事実でございますが、第二次神栖市国際化計画に掲げるグローバルな人材育成に繋がるよう、オンライン交流なども視野に入れ、姉妹都市交流を継続してまいります。
以上をもちまして、主要施策等の報告といたします。
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市長公室 秘書課
〒314-0192 茨城県神栖市溝口4991-5 本庁舎3階
電話:0299-90-1121 FAX:0299-90-1112
メール:hisho@city.kamisu.ibaraki.jp
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