令和元年第3回市議会定例会・主要施策事業報告

令和元年第3回市議会定例会の開会にあたり、提出いたしました議案の説明に先立ち、主要施策等の経過についてご報告申し上げます。

市長 主要施策等報告

いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会について

はじめに、「いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会」についてであります。
45年ぶりの「いきいき茨城ゆめ国体」が、いよいよ今月28日から開催されます。
当市には2万人以上の来場者が見込まれ、選手・監督をはじめ大会関係者、応援に来られる皆様を、笑顔や温かいおもてなしとともにきれいな街でお迎えする準備が着々と進んでおります。
これまでの準備におきまして、小学校、中学校、幼稚園、保育園による「花いっぱい運動」や「手作り応援のぼり旗」、各行政区や団体による「クリーンアップ運動」など多くの市民の皆様にご協力をいただいてまいりました。
引き続き、県と連携し、今大会が市民の皆様をはじめ、来訪いただく皆様の心に刻まれるような大会となるよう、準備を進めてまいります。

市内の医療体制の整備促進について

次に、市内の医療体制の整備促進についてであります。
昨年度から市内外医療機関、鹿島地方事務組合消防本部と検討を進めてまいりました循環器患者の救急受入体制の強化対策について、今年7月から救急隊と循環器医師を直結するホットラインの設置、各医療機関の診療情報の共有、循環器救急受入分担表の作成の3つの取り組みを開始いたしました。
また、神栖済生会病院と鹿島労災病院の再編統合後の地域医療体制の充実に向け、市内の急性期医療から慢性期、回復期、在宅医療に至るまでの現状を分析し、望ましい医療体制を実現するための対策等をとりまとめることを目的として、市内外有識者の参画を得て『地域医療体制検討委員会』を設置し、7月2日に第1回委員会を開催いたしました。
さらに、若手医師に魅力的なキャリア形成の機会を提供し、市内医療機関への就業の促進を図れるよう、『若手医師きらっせプロジェクト事業』をスタートしました。
具体的には、市内医療機関における専門医研修プログラムの充実や研修医指導体制の強化、臨海コンビナートの企業集積などの当市の特徴を活かした研修メニューの開発、さらには医療機関の教育研修環境の整備に対する支援の充実、全国の医師や医学生に対する当市の医療機関で働く魅力を高め、積極的な情報発信に努めてまいります。
今後も市民にとって安全安心な医療を提供できるよう、関係機関と連携を図り、市内の医療体制整備に努めてまいります。

まちづくり懇談会の開催について

次に、まちづくり懇談会の開催についてであります。
当懇談会は、市民の皆様の貴重なご意見をまちづくりに活かしていくための、行政区等の団体と意見交換をする場であり、7月に矢田部4地区、及び神栖市商工会との懇談会を開催いたしました。
懇談会の中では、上水道の整備、雨水による冠水対策、商店街の活性化等についてのご意見やご要望をお伺いしました。
今後も行政区や各種団体等との積極的な意見交換を行い、市民の皆様の声をまちづくりに活かしてまいります。

市内小中学校及び幼稚園へのエアコン設置について

次に、市内小中学校及び幼稚園へのエアコン設置についてであります。
近年の猛暑を受けて、市内の小学校14校、中学校8校、幼稚園4園すべてにエアコンを設置し、7月から運転を開始しております。
今後も、子どもたちが安心して楽しく学校生活、園生活が送れるよう、必要な教育環境の整備に努めてまいります。

海水浴場の入込客数について

次に、海水浴場の入込客数についてであります。
7月13日から8月18日まで開設しておりました市内2か所の海水浴場の入込客数は、7月の天候不順により客足が伸び悩み、日川浜海水浴場が2万8,050人、波崎海水浴場が2万1,453人、合計4万9,503人と、前年度と比較して約6％の減となりました。
引き続き、当市の大きな財産である海水浴場の賑わいづくりに向け、関係機関と協力しながら積極的なPR活動等を展開してまいります。

就職・転職フェア2019の開催について

次に、就職・転職フェア2019の開催についてであります。
7月6日に鹿島セントラルホテルにおいて、常陸鹿嶋公共職業安定所と連携した就職面接会「就職・転職フェア2019」を開催いたしました。
当面接会は、平成28年度から開始し、今年で4回目を迎えております。
今回からは新卒者に加え、転職希望者も参加対象者としたところであり、面接会では29の事業所に対して、新卒者28名、転職希望者8名、合計36名の方にご参加をいただきました。
今後も、地元企業等に一人でも多くの方に就職していただき、労働力の確保や産業の活性化に努めてまいります。

以上をもちまして、主要施策等の報告といたします。